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現場監理の達人 現場監理に役立つチェック項目を、工程ごとにご紹介

住宅編
第11回 防湿・通気工事

2013/11/20

宅建設における監理行程を全22回にわたり紹介する「現場監理の達人」。現場監理に役立つチェック項目を進行状況に合わせて工程別に分類します。高品質な住宅を完成させるために、最低限必要なチェック事項を具体的・実践的なポイントを写真を使い、実例を掲載します。他では掲載されていない内容、徹底すべき内容や秘訣も公開します。ご期待ください。工程別のチェックリストはPDF形式でダウンロードできるので業務に活用ください。

ここでの監理者の心構え

壁内部の配線や配管、断熱工事が終わると、防湿・気密工事が行われる。防湿工事を行うと自然に気密工事も行うことになる。この工事に関しては、日本では寒冷地を除くとかなり軽視されているのが現状である。断熱性能や気密性能の向上とともに、防湿や通気工事は、それに比例して重要な工事となっていく。断熱性能が増せば増すほど、壁体内結露が生じやすくなる。実際の工事が正しく行われているかどうか、チェックが必要となる。
通気工事は、どんなに防湿や気密工事を完全にしても、水蒸気は壁体内に移動して行くので、それを排出するためにも必要となる。設計図書の簡単な仕様を満たしているだけでは不十分で、有効に作用するよう通気が取れているか、チェックや手直しが必要となる。大半は防水工事の後に通気工事が行われるが、それに先行して行わなければならない部分もある。内容からも、この項目に付随してリストや写真を掲載した。

① 施工箇所の確認 その1

① 施工箇所の確認 その1

防湿フィルムを別途張る場合、上は胴差しに被せ、下は床の上に垂らすように1枚で張る。縦のつなぎ目は、柱や間柱の上で重なるように張れば、つなぎ目の防湿テープは使わなくて済む。写真は外壁面に、断熱材の上から防湿フィルムを張ったところ

② 施工箇所の確認 その2

② 施工箇所の確認 その2

屋根断熱面にも防湿フィルムを一体で張っている

③ 施工箇所の確認 その3

③ 施工箇所の確認 その3

外壁、天井面に防湿フィルムを張っている

④ 施工箇所の確認 その4

④ 施工箇所の確認 その4

屋根断熱面に防湿フィルムを張っている

⑤ 施工状態の確認 その1

⑤ 施工状態の確認 その1

胴差しや桁などの横架材まで、防湿フィルムを張り、石膏ボードで押さえる

⑥ 施工状態の確認 その2

⑥施工状態の確認 その2

床面に垂らして、床材で押さえるが、その垂らしが無いため防湿テープで留めている

⑦ 施工状態の確認 その3

⑦ 施工状態の確認 その3

床面に防湿フィルムを垂らした施工

⑧ 施工状態の確認 その4

⑧ 施工状態の確認 その4

グラスウールなどの繊維系断熱材で、防湿フィルムが付いている場合は、柱や間柱面に防湿フィルムを伸ばさなければならない。この写真では、大まかには正しく施工されており、一部、水平のつなぎ部分の補修をしている

⑨ 施工状態の確認 その5

⑨ 施工状態の確認 その5

水平面の補修はもちろん、ほとんどのつなぎ部分の補修を防湿テープで行っている

⑩ 施工状態の確認 その6

⑩ 施工状態の確認 その6

窓台の下部に防湿フィルムが無い。良くある間違い施工方法で、写真⑨のように防湿テープで補修しなければならない

⑪ 施工状態の確認 その7

⑪ 施工状態の確認 その7

防湿フィルムの破れが未補修

⑫ 施工状態の確認 その8

⑫ 施工状態の確認 その8

写真⑪を防湿テープで補修完了

⑬ 施工状態の確認 その9

⑬ 施工状態の確認 その9

防湿フィルムの施工不良部分を補修中。現場監督が行うことも多い

⑭ 防湿フィルム貫通部の確認 その1

⑭ 防湿フィルム貫通部の確認 その1

防湿フィルムの電気配線での破れを補修中。現場監督が行うことも多い

⑮ 防湿フィルム貫通部の確認 その2

⑮ 防湿フィルム貫通部の確認 その2

窓上に、グラスウールを押し込んで、防湿フィルムが未施工の状態。このまま未補修で工事が進んでしまうことも多い

⑯ 防湿フィルム貫通部の確認 その3

⑯ 防湿フィルム貫通部の確認 その3

コンセント廻りの補修

⑰ 防湿フィルム貫通部の確認 その4

⑰ 防湿フィルム貫通部の確認 その4

スリーブ廻りの補修

⑱ 防湿フィルム貫通部の確認 その5

⑱ 防湿フィルム貫通部の確認 その5

ダクトが貫通した部分は、特に施工がやりにくい。現場監督が、丁寧に行う場合も多い

⑲ 防湿フィルム貫通部の確認 その6

⑲ 防湿フィルム貫通部の確認 その6

電気配線の破れ、未補修

⑳ 防湿フィルム貫通部の確認 その7

⑳ 防湿フィルム貫通部の確認 その7

配管貫通部分などの破れ補修

㉑ 防湿フィルム貫通部の確認 その8

㉑ 防湿フィルム貫通部の確認 その8

ダクト貫通部分の補修済み写真

㉒ 防湿フィルム貫通部の確認 その9

㉒ 防湿フィルム貫通部の確認 その9

ダクト貫通部分の補修済み写真

㉓ 防湿フィルム貫通部の確認 その10

㉓ 防湿フィルム貫通部の確認 その10

配線、配管部分の補修完了写真

㉔ 外壁通気確認 その1

㉔ 外壁通気確認 その1

外壁の土台水切。通気がなされている施工になっているか確認する

㉕ 外壁通気確認 その2

㉕ 外壁通気確認 その2

サッシのフィンには、通気胴縁を被せない方が良い。配管廻りにも、通気が取れるように逃げて通気胴縁を取り付けている

㉖ 外壁通気確認 その3

㉖ 外壁通気確認 その3

サッシ廻りに、通気が取れるように胴縁を施工する

㉗ 外壁通気確認 その4

㉗ 外壁通気確認 その4

バルコニーの手摺壁も、通気を取った方が望ましい

㉘ 外壁と軒天の取り合い その1

㉘ 外壁と軒天の取り合い その1

軒天、サッシ、ダクト、通気を考えて通気胴縁を取り付ける

㉙ 外壁と軒天の取り合い その2

㉙ 外壁と軒天の取り合い その2

軒天を張る前に、胴縁を先付けしておかないと通気が取れなくなる。先行して、通気胴縁を軒天に差し込んでおく

㉚ 外壁と軒天の取り合い その3

㉚ 外壁と軒天の取り合い その3

屋根断熱を行い勾配天井になる場合、外壁からの通気確保を考えておく。野地板と屋根断熱材の間に通気を確保するための部材を取り付けている

㉛ その他の箇所を確認

㉛ その他の箇所を確

断熱材と通気の考え方で変化するが、棟換気を部分的に付けて作用させる場合、通気経路を考えておかないと、止まってしまう部分が発生する場合がある

※掲載されている写真の無断転載、複製及び頒布は禁止します。

「防湿・通気工事の確認」ができる
チェック項目リストをダウンロード

ConComでは「現場監理の達人」清水煬二一級建築士監修のもと、現場監理状況と工程を確認できるチェック項目リストをPDFデータでダウンロード提供しています。

見落としがちな具体的、実践的なポイントを項目別に確認でき、チェックできるこのリストを、建設現場における工事監理の省力化と質向上にお役立てください。

PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は左のアイコンからダウンロードが可能です。

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