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現場監理の達人 現場監理に役立つチェック項目を、工程ごとにご紹介

集合住宅編
第22回 建具工事-2

2016/09/29

合住宅建設における工事監理者の業務を主体とした「現場監理の達人 集合住宅編」では、全37回にわたり工種ごとの工事監理のポイントについて、専門用語の解説や事例写真を使いわかり易く解説しています。工種別のチェックリストもPDF 形式でダウンロードできますので、ぜひ業務に活用ください。

ここでの監理者の心構え

ンションの建具工事では、大きく鋼製建具工事(アルミ、スチール、ステンレスなど)と木製建具工事に分けらえます。鋼製建具工事は、建物の外観のデザインを決める大切な要素であり、機能的にも重要な工事です。鋼製建具の寸法は設計図書で定められていますが、現場では仕上げとの関係を検討し、寸法を調整することがあります。鋼製建具の施工図(サッシ図)では仕上げとの納まりが検討されていることが重要です。たとえば、仕上げがタイルの場合にはタイル割りに合わせて鋼製建具の寸法を決め、タイル割りと鋼製建具に合わせて躯体図の寸法を決めます。監理者はサッシ図で施工者が十分に検討していることを確認します。

鋼製建具は建築基準法の排煙基準、換気基準、採光基準、避難通路基準などとも関係するので、鋼製建具の寸法を変更した場合には注意が必要です。仕上げから鋼製建具の寸法を決めますが、現場では躯体打設後、最初に鋼製建具を施工します。鋼製建具が取付けられたら、鋼製建具を基準にして仕上げを造っていきます。鋼製建具の仕様、納まり、法令、取付け状況などの確認が、監理者の重要な監理項目になります。

木製建具工事の監理で重要なことは、監理者は実際に使う人のことを想定して、使い勝手が良いかどうか、使う人のニーズが満たされているかどうかを確認します。ガラス工事では、ガラスの種類、網入りの有無など、使う人のニーズや法令との適合などの確認が重要になります。

鋼製建具工事 3.シャッター工事

シャッター工事は、小規模なものは手動で動かすものがありますが、大きなものは手動ではたいへんなので電動で開閉します。天井がある場合には、モーターや危害防止装置等のメンテナンスが必要なので点検口が付けられます。点検口は点検がしやすい位置につけることが重要です。

材料の搬入検査
  • 材料の搬入検査

    シャッター工事のレールやシャフトなどを確認します。

  • 材料の搬入検査

    シャッター工事の個々の部品を確認します。

  • レールの建込み
    レールの建込み

    シャッターのレールを取付けています。下げ振りで建入れ精度を確認し、定められた位置に取付けます。

  • 開閉器シャフト取付け
    開閉器シャフト取付け

    シャッターのスラットを巻くシャフトを取付けています。

  • スラット取付け
    スラット取付け

    シャッターのスラットを取付けています。

  • シャッター取付け完了
    シャッター取付け完了

    危害防止装置は「挟まれ防止用装置」のことで、平成16年にシャッターに子供が挟まれた重大事故が発生し、人が重大な危害を受けることが無いようにするために、法令で危害防止装置の設置等が義務付けられました。

木製建具工事

昔は木製建具工事は大工が木枠を取付け、塗装工が木枠を塗装で仕上げ、扉は木製建具業者が原寸を計って作成していました。現在はほとんどが既製品を使っています。

  • 木製建具
  • 木製建具枠
  • 木製建具、木製建具枠

    既製品の木製建具は、木枠は表面に薄い単板を貼り付けて仕上げられています。

建具金物
  • 建具金物

    サムターンのサムは「親指」、ターンは「回す」を意味し、指で挟んで回して施錠することからサムターンと言います。

  • 建具金物

    病気などの緊急時に、トイレ、浴室、洋間などの施錠を外側から開けるために、コインで解錠できるようになっています。

クロゼット
    クロゼット

    集合住宅では和室が少なくなり、それとともに押し入れが少なくなりました。洋室では既製品のクロゼットドアが使われています。

ガラス工事

鋼製建具を取付け後に、建具の周囲をモルタル埋めし固定します。引き続いてアルミ製建具は、ガラスをはめ込みます。ガラスが入ると雨が室内に入らなくなり、内装工事に進むことができます。
ガラスは破損しやすいので、トラックにガラスを固定する器具がついていて、破損しないように注意して搬入します。

ガラスの搬入状況
  • ガラスの搬入状況
  • ガラスの搬入状況
ガラスの受入確認
    ガラスの受入確認

    複層ガラスは2枚のガラスの間に空気層が挟まったガラスです。透明ガラスに対して、型板ガラスは見えにくいように模様が付いています。網入りガラスは、火災時に飛散を抑えるために鉄線が入っています。

ガラスの小口防錆処理
    ガラスの小口防錆処理

    網入りガラスは、ガラスの小口の切断面から鉄線の錆が発生しないように、工場で防錆処理をしています。
    搬入したガラスは施工場所に運び、アルミ製建具に取付けます。

  • アルミ製建具の取外し
  • ガラスの取付け
  • アルミ製建具の取外し、ガラスの取付け

    アルミ製建具にガラスを取付けたら、シーリング材でガラスを固定します。

ガラス取付け完了
  • ガラス取付け完了
  • ガラスを入れたら他業者に分かるように、ガラスが入っていることを示す注意書きを貼ります。

「建具工事の確認」ができるチェックリストをダウンロード

工事監理では、「工事と設計図書との照合及び確認」が求められていますが、具体的に何を確認するのかは明確ではありません。どのような確認項目があるのか、体系的に理解していただけるように、チェックリストをご提供します。

チェックリストは2つあります。1つは、工事監理ガイドラインの「確認項目及び確認方法の例示」です。もう1つは、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)を参考に作成した「工事監理チェックリスト」です。しっかりとした確認をするために、これらのチェックリストをご活用ください。

PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は左のアイコンからダウンロードが可能です。

原稿協力

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