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現場監理の達人 現場監理に役立つチェック項目を、工程ごとにご紹介

集合住宅編
第26回 内装工事-2

2017/01/30

合住宅建設における工事監理者の業務を主体とした「現場監理の達人 集合住宅編」では、全37回にわたり工種ごとの工事監理のポイントについて、専門用語の解説や事例写真を使いわかり易く解説しています。工種別のチェックリストもPDF 形式でダウンロードできますので、ぜひ業務に活用ください。

ここでの監理者の心構え

装工事は工期の最終段階に位置づけられ、天井、壁、床が仕上げられていきます。多くの職人が各部屋に分散して作業を行い、外見上は見えませんが大勢の職人でごった返す状態になります。集合住宅の場合は下階から仕上げられて、上階に同じ一連の作業が移っていきます。階数が多い建物では、上階ではコンクリートを打設していて、下階では内装工事を行っています。

集合住宅はクロス(壁紙)、絨毯、ビニル床シート、フローリングなどで仕上げられますが、それらの出来栄えは竣工検査で確認することができます。監理者の役割としては、施工過程の下地の確認が重要になります。下地の補強、ボードの種類、断熱材の範囲と厚さなど、隠れてしまって竣工検査では確認できない部分は、施工中に確認します。

3.クロス工事

①材料の受入

クロス(壁紙)工事の材料の受入確認をします。各部屋で使うクロスの品番、ホルムアルデヒド放散量(F☆☆☆☆の表示)などを確認します。

材料の受入確認
  • 材料の受入確認

    クロスの仕様を確認しています。クロスの張る箇所を間違えないように、部屋ごとに図面などでクロス番号を指示します。

  • 材料の受入確認

    防火性能の表示、品番、ホルムアルデヒド放散量が「F☆☆☆☆」であることを確認します。

接着剤、パテ材についても、ホルムアルデヒド放散量を確認します。

  • 接着剤の受入確認
  • パテ材の受入確認
  • 接着剤の受入確認、パテ材の受入確認

    JIS、JASなどの表示記号とホルムアルデヒドの放散基準の関係は次のようになっています。

表示記号とホルムアルデヒドの放散基準
    表示記号とホルムアルデヒドの放散基準
②下地処理

クロスは薄い仕上げ材なので、下地の不陸がすぐに表面に出てしまいます。下地を平滑にすることが、仕上げの出来栄えの重要な管理ポイントになります。

  • ボード下地のパテ処理①
    ボード下地のパテ処理①

    ボードのジョイント、ビス頭の凹みなど、大きな不陸や隙間をパテ処理しています。

  • ボード下地のパテ処理②
    ボード下地のパテ処理②

    次にパテが乾燥後に、きめ細かいパテで、平滑になるように下地を仕上げています。

③クロス張り

クロスに糊を付けて張っています。

クロス張り
  • クロス張り

    クロスのジョイント位置を考え、模様合わせをして、全体が一体となるように張ります。

  • クロス張り

    クロスの入隅が浮いたりしわになったりしないように、通りよく張ります。

クロスは「クロス糊付け機」で、糊をつけます。

クロス糊付け機
  • クロス糊付け機
  • クロス糊付け機

クロスで仕上げられると、後はスイッチプレート・コンセントプレートや器具類を取付けて完了です。

クロス張り完了
  • クロス張り完了
  • クロス張り完了

4.ビニル床シート工事

①材料の受入

ビニル床シート工事の材料の仕様を確認します(下記の例はビニル床タイル工事)。接着剤はホルムアルデヒド放散量の規格を確認します。

材料の受入確認
  • 材料の受入確認

②ビニル床シートの施工

ビニル床シート(長尺シートともいう)は巻き癖を直すために、シートを拡げておきます。接着剤を塗布し、ビニル床シートを張り付けます。

  • 接着剤の塗布
    接着剤の塗布

    平滑な下地に接着剤を塗布しています。砂粒が1つでもあると、不陸の要因になります。

  • ジョイントの接合
    ジョイントの接合

    溶接工法で材料を溶かしながら、ジョイントが一体になるようにしています。

5.合成樹脂塗床工事

①材料の受入

合成樹脂塗床工事の材料の仕様を確認します。接着剤はホルムアルデヒド放散量の規格を確認します。

②合成樹脂塗床の施工

最初に接着剤を塗布し、作業工程に従って合成樹脂床材を塗布します。

  • ①接着剤の塗布
    ①接着剤の塗布
  • ②中塗り
    ②中塗り
  • ③幅木部の上塗り
    ③幅木部の上塗り
  • ④床面の上塗り
    ④床面の上塗り

6.フローリング張り工事

①材料の受入

フローリング張り工事の材料受入では、フローリング材の仕様やホルムアルデヒド放散量などを確認します。

フローリング材の受入確認
フローリング材の受入確認
  • フローリング材の種類、色を確認しています。
  • フローリング材のホルムアルデヒド放散量の規格が「F☆☆☆☆」であることを確認しています。

接着剤の受入確認でも、ホルムアルデヒド放散量を確認します。

接着剤の受入確認
接着剤の受入確認
  • 接着剤の仕様を確認しています。
  • 接着剤のホルムアルデヒド放散量の規格が「F☆☆☆☆」であることを確認しています。
②フローリング張りの施工

フローリング張りはサネと呼ばれる凹凸があり、メサネ(凹サネ)にオサネ(凸サネ)を差し込みながら施工します。

フローリング張りの施工
  • フローリング張りの施工

    自動釘打ち機でフローリングを固定しながら1枚1枚つないでいきます。

  • フローリング張りの施工

    フローリングが半分ほど張られてきた状態です。

「内装工事の確認」ができるチェックリストをダウンロード

工事監理では、「工事と設計図書との照合及び確認」が求められていますが、具体的に何を確認するのかは明確ではありません。どのような確認項目があるのか、体系的に理解していただけるように、チェックリストをご提供します。

チェックリストは2つあります。1つは、工事監理ガイドラインの「確認項目及び確認方法の例示」です。もう1つは、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)を参考に作成した「工事監理チェックリスト」です。しっかりとした確認をするために、これらのチェックリストをご活用ください。

PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は左のアイコンからダウンロードが可能です。

原稿協力

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