ConCom 会員ログイン

ConCom 掲示板

こんなときはどうしよう? 今さら聞けないこんなこと これって正しいの?

建設現場で直面する課題、日ごろの作業の疑問、資格試験の相談など。みなさんで盛り上げてください。

掲示板を見る

建設産業図書館の優待利用方法 ConCom会員限定での優待利用です

お役立ちリンク集 日々の作業で使える情報へ一発リンク

ご意見・お問い合わせ ConComへの要望・ご質問はコチラから

建設現場の安全管理とマネジメント 現場で事故を起こさないための現場管理とマネジメントを学ぶ

第3回
建設業の形だけにならない
安全管理について(3)
~作業場所の巡視

2014/02/26

はじめに

回は、特定元方事業者の講じなければならない措置の内、協議組織の設置・運営の中の安全衛生協議会の活性化について述べたが、今回は、作業場所の巡視の活性化について述べる。

1.作業場所の巡視

1 作業場所の巡視の問題点

統括安全衛生責任者は、現場の巡視が義務付けられているが、その他の元請け職員や、協力会社の安全衛生責任者も現場の巡視を行っている。しかし、目的意識を持たずに巡視を行うと、単に現場を歩くだけになってしまいがちである。

2 作業場所巡視の活性化策

現場の施工管理には、「工程管理」「品質管理」「原価管理」「安全衛生管理」「環境管理」等がある。現場を巡視する際には、「今行う巡視は、このうちのどれを重点的に見るべきか」という目的意識を持って現場に出ることが大切である。

(1) 現場の担当職員

以下の目的意識を持って現場に出る。

① 朝礼時

  • ・協力会社打ち合わせ立会(作業手順・作業員配置等の確認)
  • ・作業員の健康状態の確認

② 作業開始時

  • ・予定作業開始の確認

③ 昼休み前

  • ・現場作業進捗状況を確認し、明日の作業の打ち合わせ表の作成

④ 昼の打ち合わせ終了後

  • ・頭の中を100%安全だけにして現場の安全確認

⑤ 作業終了前

  • ・予定作業が完了したかどうかの確認
  • ・現場の片付け状況の確認
図1) 特定元方事業者の安全衛生管理体制図1) 特定元方事業者の安全衛生管理体制

(2) 統括安全衛生責任者

以下の項目を参考に日によって目的意識を変えて巡視する。

  • ① 現場担当職員の現場教育(OJT)
  • ② 安全設備の確認
  • ③ 安全行動の確認
  • ④ 環境面の確認
  • ⑤ 原価の確認
  • ⑥ 工程の確認
  • ⑦ 品質の確認

統括安全衛生責任者は前記の各々の項目だけでも、その一つ一つに多くの確認事項が出てくるはずである。前もって確認項目をいくつか考えて、問題意識を持って現場に出るのも楽しいものとなるはずである。特に、頭の中を100%安全だけにして巡視しないと安全面の対応策は見えてこない。

(3)安全衛生責任者(職長)

日々以下に書かれた項目の確認をすべて行っているだろうか?
マンネリ化して省かれているものもあるのではないか?

安全衛生責任者は、現場に付ききりになると客観的に現場が見えなくなる。安全の確認は、頭の中を100%安全だけにして、客観的な目を持つことが大切である。

① 朝礼前

  • ・使用工具・使用材料の確認

② 朝礼時

  • ・作業員配置の確認
  • ・作業手順の確認と周知
  • ・作業員の健康状態の確認
  • ・点検項目と点検者の確認
  • ・免許証・資格等の確認
  • ・搬入資機材等の確認と周知

③ 作業開始時

  • ・現場設備面の安全の確認
  • ・予定作業の開始の確認

④ 昼休み前

  • ・指示した点検が行われたかどうかの確認
  • ・作業員の行動面の安全確認
  • ・明日の作業の検討

⑤ 作業打合せへの参加

  • ・予定作業の確認
  • ・搬入資機材、注文資機材等の手配の確認

⑥ 午後からの作業

  • ・現場設備及び作業員の安全確認(頭の中を100%安全だけにして)

⑦ 作業終了前

  • ・予定作業完了の確認
  • ・現場片付け状況の確認

次回は、日常の中で実践する安全施工サイクル活動の活性化について述べる。

寄稿
協力

PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は左のアイコンからダウンロードが可能です。