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現場探訪 優れた工事成績評定の現場、話題の新技術、人材確保に役立つ情報をレポート

話題の現場 

1つの現場の声から、今や全国3,000現場以上が導⼊。
現場で働く“⼈”を守る安全建設気象モバイル
「KIYOMASA」

2014/07/29

年、ゲリラ豪⾬という⾔葉をよく⽿にするようになりました。1時間に100mmを超す局地的集中豪⾬や、それに伴う⽔害への対応は、建設業界で⼤きな課題となっています。また悪天候だけでなく、炎天下の熱中症による⼈的被害も問題となっています。

そこで今回の現場探訪では、建設現場におけるゲリラ豪⾬等の気象情報や熱中症予防情報等をPCおよび携帯・スマートフォン(以下スマホ)に知らせる安全建設気象モバイル「KIYOMASA」をご紹介します。

「KIYOMASA」は安全建設気象情報を提供するモバイルサイトです。その⽬的は、建設現場で働く⼈々のため、気象状況をいち早く捉え、安全かつ冷静に対応できるようにし、作業ロスの削減に役⽴つことです。

そこで「KIYOMASA」を提供する株式会社ライフビジネスウェザーの現場⽀援グループリーダー/佐藤涼太⽒に開発のきっかけや製品化までの経緯や製品の概要、今後の展開などをお伺いしました。

「KIYOMASA」の開発経緯を教えてください

写真1)現場⽀援グループリーダー 佐藤涼太⽒写真1)現場⽀援グループリーダー 佐藤涼太⽒

「きっかけは東北地⽅の⼟⽊現場の⽅から相談を受けたところから始まります。『予測と違い現場で急に天気が崩れた。今よりも確実でもっと即時性のある予測はできないか?』と。それから少しずつ現場のニーズを集めていき、今では3,000以上の現場で導⼊していただけるまでに成⻑しました。現場の⼈の命を守ることが第⼀ですが、作業ロスの削減に役⽴つということも、たくさんの現場からご好評いただいている点だと思います。」

製品化までの経緯
2007年 11⽉ 現場からのニーズをもとに安全建設気象モバイル「KIYOMASA」開発着⼿
2008年 2⽉ 「KIYOMASA」ファーストバージョン開発完了
2009年 3⽉ 安全建設気象モバイル「KIYOMASA」をリリース
2011年 3⽉ 国⼟交通省新技術情報提供システムNETISに登録
2014年 3⽉ NETISの「有⽤な新技術」⼀覧への掲載
ニーズを集め、リリースするまでにどんな苦労がありましたか?

「従来の気象情報では⾬の強さは、『弱い』や『強い』といった漠然的な表記でした。しかし、建設現場ではミリ単位での具体的な情報配信が求められます。そのシステムを構築するまでが⼤変だったことと、20kmメッシュ単位で予測していたのを、5kmメッシュ単位まで絞り込み、さらに現場では1kmメッシュの予測が必要になりますので、そういった精度を上げていくのには⼤変労⼒を使いました。更新時間も従来の1⽇3回を5分毎、1⽇288回に⼤幅に増やすなど現場のニーズにはなるべく応えるよう努⼒しました。」

通常の気象予測と「KIYOMASA」の違い、差別化ポイントは?

「天気は数⼗分で急変することがあります。このため屋外で作業することが多い建設現場では、常に最新の情報を得ることが必要不可⽋だと思っています。

『KIYOMASA』の局地予測では、過去の実績に基づく予測に加え、リアルタイムに得られる実況を基に、数⼗分、数時間の範囲で、どのような現象が起こるかを常に最先端の技術で解析しています。」

資料1)⾼解像度気象予測解析資料1)⾼解像度気象予測解析

「気象会社が発表する専⾨天気予報の多くは市区町村単位や20kmメッシュで1⽇3回更新が⼀般的。メッシュが⼤きいと降⽔率が平均化されてしまい、局地的な変化を捉えることができません。しかし、弊社の技術は1kmメッシュの⾼解像度局地気象予測を実現しました。1kmメッシュの予測では、空間解像度を⼩さくすることで、現場を緯度経度で登録でき、ピンポイントで正確な予報が可能になります。これにより、現場の豪⾬予測や⾼度別の最⼤⾵速予測など、建設現場専⾨のコンテンツとして、お客様からご好評いただいております。NETIS唯⼀の気象予測システムであることもポイントですね。」

最後に今後の展開をお聞かせください

「現状では展開というほど⼤きな計画・施策などは予定していませんが、製品のバージョンアップは⾏っていきます。近々リリース予定のバージョンアップでは『粉じん⾶散予測システム』があります。今までは⾵向きや粉じんの⾶散する⽅⾓のみを予測していたのですが、今後は『KIYOMASA』の⾼解像度気象予測データを使ってメッシュ単位での計測となります。湿度やそれに伴う地⾯の状態まで取り⼊れて予測しますので、粉じんが⾶びやすい⽅向に散⽔する作業員をあらかじめ配置するなど、⽔や時間のロスをなくして、環境にも優しい効果的な散⽔計画をすることができます。今⽉中にさっそくリリースしてお客様の感触を得られればと考えております。今後もお客様の安全を第⼀に、あらゆるニーズに応えていきたいです。」

「KIYOMASA」についての詳細

画⾯1)「KIYOMASA」トップページ画⾯1)「KIYOMASA」トップページ

⽤者専⽤の携帯・PC 気象情報サイトを構築し、現場専⽤にリアルタイムの防災気象情報を提供。

また、気象メール配信(アラートメール)機能により、作業中⽌基準に合わせて現場単位でアラート発信条件を設定しておくことができ、⾵や⾬が作業中⽌基準を超える予測が発表された場合、瞬時にPC・携帯・スマホにメール配信される。

画⾯2)10分単位の豪⾬予報画⾯2)10分単位の豪⾬予報

5分ごと更新、1kmメッシュ予測
局地豪⾬を捉えるため、情報の更新間隔は5分(288 回/⽇)、緯度経度レベル(1kmメッシュ)のピンポイント予測。これにより情報精度が上がり安全性が⾼まる。また、更新頻度が⾼く、雷雲などの急速な発達を捉え、局地豪⾬など天気の急変にも対応可能。

画⾯3)⾼度別/最⼤⾵速予測画⾯3)⾼度別/最⼤⾵速予測

強⾵対策
地上から⾼さ600mまで10m毎に平均最⼤⾵速、最⼤瞬間⾵速を予測。これにより、クレーンなどの機材の転倒対策や⾼所での作業がより安全になる。

画⾯4)熱中症情報画⾯4)熱中症情報

熱中症情報
3時間ごとの熱中症危険度を5ランクで表⽰。これにより、現場に的確な暑熱環境下への対応が取れ、作業環境が向上。

画⾯5)警報/防災情報画⾯5)警報/防災情報

気づきを与えるアラートメール
1)警報/防災情報など
現場の緯度経度に基づき必要な情報を整理し表⽰。これにより、発令中の情報が⾚くなり、内容を瞬時に把握でき、安全性・施⼯性が向上。

画⾯6)注意喚起アラートメール画⾯6)注意喚起アラートメール

2)注意喚起アラートメール
気象の急変をPC・携帯・スマホにメール通知。中⽌基準に合わせメール発信条件が設定でき、注意喚起⼒が⾼まる。
KIYOMASA 導⼊実績 全国3,000現場以上
利⽤可能範囲 ⽇本国内、沿岸から200kmを超えない海域
携帯電話電波あるいはPCネット接続環境がある地域
アラートメール 1件あたり20アドレス登録可能
価格 プロフェッショナルコース/⽉額10,000円
スタンダードコース/⽉額8,000円
※初回のみ初期導⼊費 30,000円
※すべて税抜価格で別途消費税がかかります。

現場の声を含め、さらに詳しくご覧になりたい⽅は
下記PDFをご参照ください

今回の現場探訪では株式会社ライフビジネスウェザーよりいただいた広報資料をPDFデータとしてダウンロード提供いたします。

コンクリート打設計画の気象判断やクレーンなどの建設機材の転倒対策、局地豪⾬対策や電気⼯事・トンネル⼯事での雷対策、沿岸⼯事での作業可否判断など実践的なポイントを現場の声とともにご覧いただけます。

取材協力

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