ConCom Constructor's Community
建設技術者のためのコミュニティサイト
2015/12/24
近年の建設業界は、「担い手3法」の改正、公共工事設計労務単価の3年連続の引き上げ、一般管理費率の20年ぶりの引き上げなど、制度面で大きな改善が見られます。しかし、建設企業を継続していくための基本は現場のコストを管理することに変わりありません。現場のコスト管理をしっかり会社に根付かせることが出来ればどんな荒波も乗り越えていくことが出来るでしょう。
今号では、これまでに紹介したコスト管理のポイントを総括します。
コスト管理の達人とは、「実行予算」「工程表」「コスト」を一体として一元管理できる監督さんです。それぞれが個別に存在しているわけではなく、相互的に深い関係をもっていることを理解しましょう。
コスト管理の達人となるためには、組織として数値を確認できる仕組みをつくり「自らはその数値を活用できる」人材となることが必要です。あなたが社長です。
事務員さん(バックフィールド)を巻き込んで管理する仕組みを作ることが大事です。マンパワーの不足はシステム化されているもの(パソコン、電子納品等)を使って組織力でカバーする仕組み作りが必要です。
地域と共に生きる建設企業の大きな役割は、
であり、それが地域の活性化・発展に繋がっていきます。
雇用を守るためには利益を出すことが必要です。経営者、監督さん、事務員さん、それぞれが仕事の仕方を見つめ直し、日々見直していくことでのみ、夢が広がり、未来に希望が持てるようになります。
コスト管理は、地道な作業ですが、未来に向けた小さいけれども確実な一歩となります。
今号を含め16回にわたり、コスト管理の達人をテーマに「現場管理に役立つポイント」を紹介してきました。皆様の会社が地域に根ざし、なくてはならない建設会社として発展していくための一助となれば幸いです。
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