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現場監理の達人 現場監理に役立つチェック項目を、工程ごとにご紹介

集合住宅編
第20回 左官工事

2016/07/28

合住宅建設における工事監理者の業務を主体とした「現場監理の達人 集合住宅編」では、全37回にわたり工種ごとの工事監理のポイントについて、専門用語の解説や事例写真を使いわかり易く解説しています。工種別のチェックリストもPDF 形式でダウンロードできますので、ぜひ業務に活用ください。

ここでの監理者の心構え

官工事はモルタル等を使うので湿式工事といわれ、作業工程上に乾燥期間が必要であり、工期が厳しいマンション建築においては、左官工事は少なくなってきました。コンクリートの躯体の精度を上げて、モルタル塗りではなくコンクリート補修で仕上げ下地をつくります。モルタルの浮きやクラックのリスクも少なくなり、コストも削減できるメリットがあります。

左官工事のモルタル塗りがあった場合には、施工者が工期を優先して乾燥期間を省くことに注意しなければなりません。乾燥期間が不十分であれば、将来浮きやクラックが発生し、仕上げに悪影響を与えます。監理者は工程表の中で、左官工事の工程がしっかりと確保されていることを確認しなければなりません。

左官工事の監理フローの概要は、次のようになります。

左官工事の監理フロー
左官工事の監理フロー

1.モルタル塗り工事

① コネ場

モルタルをたくさん使う場合には、左官がモルタルを作成するコネ場をつくります。モルタル塗りが少なくなり、コネ場をつくらない工事現場も増えてきました。

  • 左官のコネ場
    左官のコネ場
  • コネ場は一輪車で運びやすいように、リフトの近くに作成します。
    雨がかからないように、コネ場には屋根と囲いを付けます。
② モルタル塗り

左官工事のモルタル塗りでは、砂とセメントが主材料となりますが、下地に塗る接着剤、モルタルに混ぜる軽量発泡骨材などもあります。

  • 左官材料
    左官材料
  • 1.下塗り
    下塗り

    接着剤を塗った後で、下塗りをします。乾燥させて、モルタルを塗り重ねています。

  • 2.上塗り
    上塗り

    金鏝で平滑に仕上げ塗りをして、モルタル塗り仕上げが完了しました。

  • 床モルタル塗り
    床モルタル塗り
  • バルコニーの床をモルタル塗りしています。同時に排水溝を作っています。
③ 左官薄塗り

モルタル塗りをせずに、薄塗り補修で下地をつくることが増えました。

  • 天井薄塗り補修
    天井薄塗り補修

    二重天井をつくらずに、スラブ下を補修して仕上げとします。

  • 壁薄塗り補修
    壁薄塗り補修

    型枠工事ではPコンを使い、Pコンを埋めて薄塗りをかけて下地にしています。

2.床コンクリート直均し仕上げ

床コンクリート直均し仕上げにより、床モルタル塗りをせずに、補修で下地を作成します。モノリシック工法とも呼びます。

  • 1.コンクリートの粗均し
    コンクリートの粗均し
  • 2.左官が鏝でレベルをそろえる
    左官が鏝でレベルをそろえる
  • 3.トロウェルを活用し天端均し
    トロウェルを活用し天端均し(左) / トロウェル(機械鏝)(右)
  • トロウェル(機械鏝)
  • 4.コンクリート直均し完了
    コンクリート直均し完了

3.セルフレベリング材塗り

セルフレベリングは、材料の流動性が非常に大きいので水のように広がり、水平で平滑な床面をつくりことができます。

  • 1.セルフレベリング材の搬入
    セルフレベリング材の搬入
  • 2.材料をポンプで搬送
    材料をポンプで搬送
  • 3.セルフレベリング材のフロー試験
    セルフレベリング材のフロー試験左) / 材料が広がった寸法測定(右)
  • 材料が広がった寸法測定
  • 4.プライマーの確認
    プライマーの確認
  • 5.下地にプライマーの塗布
    下地にプライマーの塗布
  • 6.セルフレベリング材の打設
    セルフレベリング材の打設
  • 7.セルフレベリング材の打設完了
    セルフレベリング材の打設完了

4.仕上塗材仕上げ

左官鏝で模様をつくって仕上げます。

  • 1.モルタル下地作成
    モルタル下地作成
  • ブロック造にモルタル塗りで下地を作成しました。乾燥期間後に、仕上塗材を鏝で模様に仕上げています。
  • 2.仕上模様の作成
    仕上模様の作成(左) / 鏝による模様(右)
  • 鏝による模様

「左官工事の確認」ができるチェックリストをダウンロード

工事監理では、「工事と設計図書との照合及び確認」が求められていますが、具体的に何を確認するのかは明確ではありません。どのような確認項目があるのか、体系的に理解していただけるように、チェックリストをご提供します。

チェックリストは2つあります。1つは、工事監理ガイドラインの「確認項目及び確認方法の例示」です。もう1つは、公共建築工事標準仕様書(建築工事編)を参考に作成した「工事監理チェックリスト」です。しっかりとした確認をするために、これらのチェックリストをご活用ください。

PDFファイルをご覧になるには、Adobe® Reader®がインストールされている必要があります。インストールされていない場合は左のアイコンからダウンロードが可能です。

原稿協力

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