トピックス 建設業界で話題の出来事をConCom独自の視点でご紹介

2023/12/01

令和6年の技術検定から受検資格が見直し

令和5年11月9日に、国土交通省が「令和6年度技術検定のスケジュール」等を公表しました。コンコムでも今年5月に既にお伝えした、各種技術検定の見直し後の受検資格が初めて適用されます。

見直された受験資格の概要は

○1級の第一次検定は19歳以上(受検年度末時点)であれば受検可能

○2級の第一次検定は17歳以上(受検年度末時点)であれば受検可能(従前から変更なし)

○1級及び2級の第二次検定は、第一次検定合格後の一定期間の実務経験等で受検可能
(※令和10年度までの間は、制度改正前の受検資格要件による第二次検定受検が可能)

であり、特に、1級の第一次検定については、
「年齢が受検年度末に19歳に達していれば誰でも受検できる」
こととなっていますので、1級の第一検定合格者に与えられる『技士補』の資格を早期に取得することが可能となります。
なお、令和6年度以降の技術検定の試験問題に関し、

○第一次検定:各専門分野の基礎を確認できるよう、必要に応じ試験問題の充実を図る

○第二次検定:受検者の経験に基づく解答を求める設問に関し、見直しを行う。

の2点の見直しが行われますが、技術者の皆さん、受検資格の見直しを好機とし、技術検定の早期取得を目指してください。

なお、第二次検定を受検するために必要となる実務経験についても、

○必要となる年数が見直されている、

○該当する工事の範囲を、原則、検定種目(資格)に対応した建設業の種類(業種)に該当する工事とする

等の見直しも行われています。

詳細は国土交通省のホームページでご確認ください。

 

新着記事

現場の失敗と対策

2024/05/01
基礎工事 3)既製杭 中掘り拡大根固め工法での根固め部の負圧発生による杭の沈下

土木遺産を訪ねて

2024/05/01

File 35 梅小路機関車庫

今回の歩いて学ぶ土木遺産は、JR京都駅から、土木遺産に認定されている扇状の機関庫「梅小路機関車庫」(京都鉄道博物館内)をめざす行程です。京都駅からJR嵯峨野線に乗って...

トピックス

2024/05/01

「監理技術者制度運用マニュアル」を改正 ~国土交通省~

国土交通省では、令和4年(2022年)5月にとりまとめた「技術者制度の見直し方針」において示された ① 技術者の専任制度の見直し(専任現場の兼任、営業...

今月の一冊

2024/05/01

『トコトンやさしい 土木施工の本』

土木工事の施工方法は、安全性はもちろんのこと工事費や工期だけでなく、構造形式、材料、環境条件など、さまざまな要因によって変わる。本書は、そうした施工方法を...

働き方改革

2024/05/01

日常の労務管理Q&A 第1回~労働時間の基本

建設業においても時間外労働の上限規制がスタートをしました。工期の問題等様々な問題を抱える中で、今後は厳しい時間...