トピックス 建設業界で話題の出来事をConCom独自の視点でご紹介

2023/02/01

『土木デザイン ひと・まち・自然をつなぐ仕事』

『土木デザイン ひと・まち・自然をつなぐ仕事』

著者/福井恒明・佐々木葉・丹羽信弘・星野裕司・末祐介・二井昭佳・山田裕貴・福島 秀哉
出版社/株式会社学芸出版社
発行日/2022年12月25日
ISBN/9784761528379
定価/2,800円+税

「土木学会デザイン賞」受賞作品を通して、「プランナーやエンジニアはデザインにどう向き合っている?」「ひととひとをつなぐ空間デザインって?」「地域の将来を見据えてデザインするには?」などの問に対する「現場の事業者」、「エンジニアやデザイナー」、「施工者」たちの実践知を紐解く本書。
例えば、事例として紹介されている岐阜県本巣郡・糸貫川の水辺に整備された清流平和公園の「かわまちづくり事業」では、「水辺をまちにひらく」ことをコンセプトに、水理解析によって治水面の安全性を確認したうえで、河川管理者が認めることがほとんどない既設護岸の撤去を、一部ではあるが大胆に実施している。これにより公園内から水辺が見える居心地のよい空間を提供するとともに自然な川へのアクセスを促し、子供たちの遊び場として機能を向上させる、まさにデザインの妙が感じられる。
土木デザインが「ひと・まち・自然」を見事につないだ事例をもとに、地域の100年後も描く現場実践の方法を学ぶ一冊。

新着記事

インフラ温故知新

2025/06/02
vol.3 岩手のインフラ 釜石線と北上川ダム群を中心に

現場の失敗と対策

2025/06/02
土工事 2)盛土・軟弱地盤 カルバート工事における置き換え基礎の変状事例

コラム

2025/06/02
コンクリート工事における生産性向上とプレキャスト工法の活用

今月の一冊

2025/06/02

『インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX』

高度経済成長期に整備が進んだ社会インフラ--。その老朽化対策はいまや社会課題となり、維持管理や更新の在り方は岐路に立たされている。加えて...