トピックス 建設業界で話題の出来事をConCom独自の視点でご紹介

2023/11/01

『全建の改正労働基準法Q&A100』~2024年 時間外労働の上限規制対応

『全建の改正労働基準法Q&A100』~2024年 時間外労働の上限規制対応

編集・発行/一般社団法人全国建設業協会
発行日/2023年8月
頒布価格/1,100円(税込)(A5版 2色刷 194ページ)

2019年4月から順次施行されている改正労働基準法。2023年4月には、時間外労働の割増賃金率の変更等が施行され、雇用者・労働者ともに、大きな変革を求められました。さらに、2024年4月からは、5年間の猶予期間が終わり、建設業にも「罰則付き時間外労働の上限規制」の適用が開始されます。
本著は、一般社団法人 全国建設業協会が2021年度より進めている時間外労働削減への取り組み「2+360(ツープラスサンロクマル)運動(週休2日の導入促進と36協定の年間時間外労働の上限を原則360時間以下とする運動)」の一環として、改正労働基準法の内容を、100の一問一答型式でわかりやすく取りまとめた一冊です。特に時間外労働の上限規制への対応に関連するQ&Aは、現在、各企業で進めている時間外労働削減の取り組みのヒントになる解説が掲載されています。
例えば『Q:「法定労働時間」と「所定労働時間」の違いはどのようなことですか』といった基本的なことから、『Q:除雪業務を行う際、従業員を事業場または自宅に待機させることがありますが、この待機時間は、労働時間にあたりますか』といった具体のケースでの考え方等、建設業に携わる方々が知っておくべき重要な内容が取り上げられています。
現在、時間外労働の削減に向けて取り組んでいる企業の担当者はもちろん、現場を監理する技術者のみなさんにも役立つ一冊といえます。
購入は一般社団法人 全国建設業協会サイトより。

なお、コンコムでも、今年5月より、社会保険労務士の寄稿による「建設業の働き方改革~時間外労働の削減に向けて」と題したコンテンツを展開しています。そちらも合わせてご覧ください。

新着記事

トピックス

2025/02/03

国土交通省「監理技術者制度運用マニュアル」改正~令和6年12月施行

コンコムのトピックスでも紹介していますが、国土交通省では、令和6年(2024年)2月に「適正な施工確保のための技術者制度検討会」の審議を踏まえ...

土木遺産を訪ねて

2025/02/03

File 42 鬼が城歩道トンネル&緑橋防潮水門

今回の歩いて学ぶ土木遺産は、熊野灘(和歌山県潮岬~三重県大王崎にかけての海域の総称)に近接する土木遺産「鬼が城歩道トンネル」と「緑橋防潮水門」です...

建設ディレクター

2025/02/03

異業種からの転職、2年で書類移管5割、3年目は7割/3次元設計にも挑戦中/藤原工業(北海道中川郡幕別町)

藤原工業(北海道中川郡幕別町)も、令和6年(2024年)4月の「罰則付き時間外労働の上限規制」の適用を見据え、業務効率化やデジタル化を進めるべく...

今月の一冊

2025/02/03

『土木のこころ 復刻版』

琵琶湖疎水の田辺朔郎や小樽築港の廣井勇ら、明治から昭和にかけて、社会インフラの整備に命をかけた20人の土木技術者たち。その信念に基づく生き様を、リスペクトを持って描いた作家・田村喜子の名著...

現場の失敗と対策

2025/02/03
基礎工事 4)新工法・その他 ニューマチックケーソンの不同沈下

コラム

2025/02/03
盛土の締固め度90%は良い締固めなのか