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2025/03/03

『増訂版 全建の改正労働基準法 Q&A100+27 2024年 時間外労働の上限規制対応』

『増訂版 全建の改正労働基準法 Q&A100+27 2024年 時間外労働の上限規制対応』

編集・発行/一般社団法人全国建設業協会
発行日/2024年12月増訂刷
頒布価格/1,300円(税込・送料別)(A5版 2色刷 229ページ)

本書は、労働基準法における罰則付き時間外労働の上限規制について混乱しがちなルールや、日頃直面する労働条件に関する疑問点など100項目をQ&A形式でまとめた「全建の改正労働基準法Q&A 100」(令和5年発刊)の増訂版。初版発刊から1年が経ち、厚生労働省が同法第33条と第139条の災害復旧・復興事業に伴う適用関係等を解説する通知(Q&A)を公表したこと等を受け、増訂版として27項目を追記した。

主な追記項目のうち、『建設現場のクレーンオペレーターの移動は「自動車の運転の業務」の対象となるか』は、災害復旧工事に遠方から赴く場合に備えて知っておきたい。また、『災害協定に基づく要請を受けて労働者を自宅待機させる場合には第33条第1項の対象となるのか』も必読。『除雪作業は法附則第139条第1項の対象となるか。この場合に法第33条第1項により労働時間をさらに延長することはできるか』など除雪作業に関するQ&Aも追記されている。

初版同様、現場を管理する技術者のみなさんには、建設業における労働基準法への理解を深め、従業員の労働条件の取扱いを正しく理解するための参考とするだけでなく、建設業とは切っても切り離せない災害時の法解釈ついても知識を身に着け、有事に備えて活用してほしい。

購入は一般社団法人全国建設業協会サイトより。

コンコムでも、社会保険労務士の寄稿によるコンテンツ「建設業の働き方改革~日常の労務管理Q&A」を掲載しています。こちらも合わせてご覧ください。

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