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2025/04/01

『土木の群像』

『土木の群像』

編集・発行/公益社団法人土木学会
発行日/2025年2月
定価/3,190円(税込・送料別)
頒布価格/2,880円(税込・送料別)
ISBN/9784810610963

使命感と誇りをもち、〝土木〟で働くさまざまな技術者が著者となり、仕事や生活でのやりがいや喜び、挑戦を等身大で記す本書。土木学会誌に令和元年(2019年)から令和4年(2022年)にかけて掲載された連載企画を再編集した。第一章「プロジェクトと私」では、土木業界で活躍するエンジニアたちの多彩な経験と挑戦を、第二章「土木とライフスタイル」では、土木や関係する分野でのキヤリアを通じた仕事とライフスタイルの関係を紹介。

第三章「チャレンジと私」では、著者それぞれの挑戦を通じて技術や働き方、都市、社会、自分の人生を変化させた取り組みを描く。なかでも鹿島建設株式会社技術研究所主任研究員の関健吾さんの記事は興味深い。タイトルは『考えて、造る。土木の魅力』。今後、働き方改革が進む一方で技術者レベルが低下しないよう、様々な方策を「考える時間」が必要となるが、そもそも「困難を一歩ずつ解決していくことは土木工事の魅力でもあり、多くの土木技術者がもつ能力だ」との主張。「土木工事」と「働き方改革の課題解決」は一見異なるようで、全体像を把握して一つずつ解決するアプローチは、両者に共通するはずだ。

まずは20代、30代前半の若手技術者の皆さんに。自身が携わる業種や分野以外にも、国内外にさまざまな仲間がいて、多様なライフスタイルがあることを知ることで、柔軟な発想をもって仕事や生活の幅を広げることにつながる。

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