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2025/06/02

『インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX』

『インフラメンテナンス大変革 老朽化の危機を救う建設DX』 (表紙画像は出版社ホームページより)

発行/株式会社日経BP
著者/石田哲也、岩城一郎、日経コンストラクション
発行日/2025年4月
定価/3,500円(税別)
ISBN/9784296207848

高度経済成長期に整備が進んだ社会インフラ--。その老朽化対策はいまや社会課題となり、維持管理や更新の在り方は岐路に立たされている。加えて、生産年齢人口の減少はインフラメンテナンス従事者の確保にも影を落とす。これに打ち勝つには、新技術の研究開発や社会実装のスピードを、いままで以上に上げる必要がある。

この打開策として、産官学が一体になり、技術開発のみならず社会実装まで推し進めるプロジェクトの動きをまとめたのが本書。2023年に始動した内閣府の第3期戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の課題のひとつ「スマートインフラマネジメントシステムの構築」のうち、サブ課題B「先進的なインフラメンテナンスサイクルの構築」の研究開発を担当する東京大学大学院の石田哲也教授らが執筆。
第二章からの各章では、インフラメンテナンスの現状からニーズが高いと思われる「床版」「塩害」「舗装」「新材料・新工法」「小規模自治体」の5大テーマを厳選し、単なる技術開発ではなく、インフラ管理者と技術開発・提供者が連携して社会実装を進めている最前線の事例をとり上げる。

特に技術者や財源に乏しい「小規模自治体」では、緊急対応などで手一杯の自治体も少なくない中、「予防保全」型メンテナンスへの移行が未だ不十分だ。小規模自治体・福島県平田村では、技術者や管理者が専門知識を生かし〝支援者〟の役割に徹しつつ、住民を主役とした地域の力で橋のセルフメンテナンスに取り組む。住民も安全に楽しく点検できる「簡易点検チェックシート」をもとにした簡易橋梁点検アプリの構築、個別に管理していた橋梁台帳や点検結果にこれらを集約したデータプラットフォームの構築も進む。実務に携わるインフラ管理者や補修・補強の設計に関わる建設コンサルタント会社、工事に携わる建設会社はもちろんのこと、老朽化問題に関心を寄せるすべての人に読んでいただきたい。

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