
2025/11/04
              
                発行/株式会社 建設図書
                著者/成井信
                監修/岩城一郎
                編集/石橋奈都実
                発行日/2025年7月
                定価/2,750円(税込み)
                ISBN/9784874590034
              
                著者は、西ドイツ政府交換留学生として4年間の単身ドイツ留学を経て本州四国連絡橋公団(当時)に入り、国家プロジェクトである本州四国連絡橋の設計・施工に携わった成井信氏。本四架橋の建設にはどんな人間ドラマがあり、またどの様な技術的困難を乗り越え、世界に誇る橋梁群が建設されたのか。失敗も含め、著者自身の挑戦の軌跡を時系列でたどる。技術者としての高い志、技術の継承、橋梁の未来の話――。随所に掲載される写真付きコラムも興味深い。
                
                日本のインフラ構造物は、建設後50年以上を経過するものが急速に増加している。鋼材腐食などの課題が生じる中で、補修補強して長寿命化すべきか、思い切って解体新設すべきか。その際にはこれまでと同じ腐食する鋼材を使うのか、腐食しない緊張材を使用するのか難しい判断にも迫られている。だからこそ第8章「橋梁技術の未来戦略」は、次世代橋梁技術者に是非読んでいただきたい内容だ。
                「若い方も年配の方も総力戦でインフラ構造物を守っていく意識をもってがんばっていただきたい」との技術者へのエールが印象的。
              
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