3)地盤改良
2014/11/27
まず、ボーリング調査や試験施工で得られた情報に基づいて、支持層の傾斜をコンター図などで適切に把握することが大切である。そして、地盤改良体の支持層への着底管理(オーガ電流値やトルク値など)を全本数について徹底することが重要である。たとえば、オーガ電流値による着底管理では、支持層への適切な根入れ長(図2(b))が確保されているかを確認する(図3)。また、2軸の施工機械の場合には、支持層が傾斜している方向に2本並べて施工すると一方の改良体が着底不足になる可能性が高いので、施工機械の向きにも注意する必要がある(図4)。なお、支持層が傾斜した地盤では、大きな地震外力等が作用すると傾斜面に沿った軟弱地盤の滑動が生じる可能性も考えられるので、地盤改良の仕様が適切であるかどうか設計面からもチェックすることが望ましい。
編集委員会では、現場で起こりうる失敗をわかりやすく体系的に理解できるよう事例の形で解説しています。みなさんの経験やご意見をお聞かせください。
土木遺産を訪ねて
2024/12/02
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建設ディレクター
2024/12/02
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現場の失敗と対策
今月の一冊
2024/12/02
日本の国づくりを担った総勢48人の〝土木偉人〟。その肖像と代表的な功績を絵札にしたのが『土木偉人かるた』だ。絵札に登場する48人をみると、農業用ため池・満濃池の改修を手掛けた空海や...
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