2016/07/28
集合住宅建設における工事監理者の業務を主体とした「現場監理の達人 集合住宅編」では、全37回にわたり工種ごとの工事監理のポイントについて、専門用語の解説や事例写真を使いわかり易く解説しています。工種別のチェックリストもPDF 形式でダウンロードできますので、ぜひ業務に活用ください。
左官工事はモルタル等を使うので湿式工事といわれ、作業工程上に乾燥期間が必要であり、工期が厳しいマンション建築においては、左官工事は少なくなってきました。コンクリートの躯体の精度を上げて、モルタル塗りではなくコンクリート補修で仕上げ下地をつくります。モルタルの浮きやクラックのリスクも少なくなり、コストも削減できるメリットがあります。
左官工事のモルタル塗りがあった場合には、施工者が工期を優先して乾燥期間を省くことに注意しなければなりません。乾燥期間が不十分であれば、将来浮きやクラックが発生し、仕上げに悪影響を与えます。監理者は工程表の中で、左官工事の工程がしっかりと確保されていることを確認しなければなりません。
左官工事の監理フローの概要は、次のようになります。
モルタルをたくさん使う場合には、左官がモルタルを作成するコネ場をつくります。モルタル塗りが少なくなり、コネ場をつくらない工事現場も増えてきました。
左官工事のモルタル塗りでは、砂とセメントが主材料となりますが、下地に塗る接着剤、モルタルに混ぜる軽量発泡骨材などもあります。
モルタル塗りをせずに、薄塗り補修で下地をつくることが増えました。
2017/12/25
約3年間にわたり連載してきた...
2017/11/29
設計者は設計図書作成時に...
2017/10/30
設備工事は大きく電気設備工事...
現場の失敗と対策
コラム
トピックス
2025/07/01
気候変動による猛暑の常態化の影響で、職場における熱中症による労働災害は年々増えつづけています。熱中症を起因とし...
建設ディレクター
2025/07/01
宮城県石巻市に本社を置く丸本組は、公共土木や民間建築、港湾・護岸工事まで幅広く手掛けています。同社では、令和6年(2024年)4月からの「罰則付き時間外労働の上限規制」...
今月の一冊
2025/07/01
多くの中小建設会社にとって、人を採用できない、採用しても定着しないといった課題は共通の悩みだろう。すぐに...
Copyright © 2013 一般財団法人 建設業技術者センター All rights reserved.