2021/07/29
7月16日、(一財)建設業振興基金が「1級建築施工管理」「1級電気工事施工管理」技術検定の第一次検定合格発表を行いました。
第一次検定合格発表 | 受検者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
1級建築施工管理 | 22,277人 | 8,025人 | 36.0% |
1級電気工事施工管理 | 15,001人 | 7,993人 | 53.3% |
建設業法改正により2021年度からスタートした新しい技術検定は、従来の学科試験・実地試験の両試験を合格して技士の称号を付与する形から、施工技術の基礎知識・能力を問う第一次検定と、実務経験に基づく技術管理・指導監督の知識・能力を問う第二次検定により、第一次検定の合格者に『技士補』、第二次検定の合格者に『技士』の称号を付与する形に改められました。
今回誕生した『1級技士補』は、現場の専任が必要であった監理技術者が2つの現場を兼任することが可能となる『特例監理技術者制度』において、それぞれの現場に専任で配置することが必要な『監理技術者補佐』になることのできる要件の一つとなります。
今後も、既に実施済の「1級建設機械施工管理」技術検定の第一次検定合格発表が8月9日、「1級土木施工管理」技術検定の第一次検定合格発表が8月19日と『1級技士補』が続々と誕生していきます(「1級管工事施工管理」「1級電気通信工事施工管理」「1級造園施工管理」技術検定の第一次検定は9月12日に実施予定)。
2つの現場を兼務する『特例監理技術者』が増えてくることが見込まれますので、その運用状況等も注視していきたいと思います。
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