
2)打設中(締固め)
2013/01/21
| 工事内容 | 高架橋 柱断面 1.1m×0.7m、柱高さ 6.0~6.8m |
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高架橋の柱(高さ6.0~6.8m)のコンクリートを圧送用のフレキシブルホースを用いて打設した。型枠を解体したところ、柱下部にジャンカが発生していた。
型枠天端からコンクリート圧送用のフレキシブルホースを挿入しコンクリートを打ち込もうとしたところ、柱鉄筋と同ホースが干渉し型枠天端から3.0m程度までしか同ホースを差し込むことができなかったが、この状態でコンクリート打ち込みを行った。このため、生コンの落下高さが最大で3.8m程度となり、落下の衝撃で材料分離を引き起こした。さらに締め固め用のバイブレーターも柱鉄筋と干渉したため、柱下層付近の締め固めができなかったことも原因と考えられる。
対処方法としては、まず鉄筋継手に必要な長さ(基礎面から高さ2.5mまで)の主鉄筋のみ残し、残余のすべてのコンクリートと鉄筋を撤去した。主鉄筋を残す作業は人力はつりで行った。そして、あらためてガス溶接継手で鉄筋を配置し直し、コンクリートの打ち込みをやり直した。
コンクリート打ち込みの基本を順守することが必要である。コンクリート標準仕方書にもあるように、コンクリートの落下高さが1.5m以内となるまで圧送用ホースの筒先を柱の下方に入れなければならない。ホースと鉄筋が干渉して落下高さ1.5m以内で打ち込みできない場合は、配筋を変更してホースを下方まで挿入できるようにしたり、分割施工によりコンクリート打設高さを低くする等の対策が必要となることから、コンクリート打ち込みに際しては事前に施工性を検討することが重要である。
[監修・文 ConCom事務局]
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