ConCom 掲示板

こんなときはどうしよう? 今さら聞けないこんなこと これって正しいの?

建設現場で直面する課題、日ごろの作業の疑問、資格試験の相談など。みなさんで盛り上げてください。

掲示板を見る

お役立ちリンク集 日々の作業で使える情報へ一発リンク

現場の失敗と対策 このコンテンツは現場で働く皆さんの参考としていただきたくよう、実際の施工にあたっての失敗事例と対策を記載したものです。土工事、コンクリート工事、基礎工事の3分野を対象として事例を順次掲載していきますので参考にしてください。

コンクリート工事2)打設中(締固め)

高架橋の柱下部でのジャンカ発生

2013/01/21

工事内容 高架橋
柱断面 1.1m×0.7m、柱高さ 6.0~6.8m

工事の経緯とトラブル発生の様子

架橋の柱(高さ6.0~6.8m)のコンクリートを圧送用のフレキシブルホースを用いて打設した。型枠を解体したところ、柱下部にジャンカが発生していた。

原因と現地で取った対処方法

型枠天端からコンクリート圧送用のフレキシブルホースを挿入しコンクリートを打ち込もうとしたところ、柱鉄筋と同ホースが干渉し型枠天端から3.0m程度までしか同ホースを差し込むことができなかったが、この状態でコンクリート打ち込みを行った。このため、生コンの落下高さが最大で3.8m程度となり、落下の衝撃で材料分離を引き起こした。さらに締め固め用のバイブレーターも柱鉄筋と干渉したため、柱下層付近の締め固めができなかったことも原因と考えられる。

対処方法としては、まず鉄筋継手に必要な長さ(基礎面から高さ2.5mまで)の主鉄筋のみ残し、残余のすべてのコンクリートと鉄筋を撤去した。主鉄筋を残す作業は人力はつりで行った。そして、あらためてガス溶接継手で鉄筋を配置し直し、コンクリートの打ち込みをやり直した。

今後の対応方針等

コンクリート打ち込みの基本を順守することが必要である。コンクリート標準仕方書にもあるように、コンクリートの落下高さが1.5m以内となるまで圧送用ホースの筒先を柱の下方に入れなければならない。ホースと鉄筋が干渉して落下高さ1.5m以内で打ち込みできない場合は、配筋を変更してホースを下方まで挿入できるようにしたり、分割施工によりコンクリート打設高さを低くする等の対策が必要となることから、コンクリート打ち込みに際しては事前に施工性を検討することが重要である。

[監修・文 ConCom事務局]

新着記事

令和の時代の新しい安全対策

2026/05/01
第2回 事故は突然起こる、原因に人の問題あり

現場の失敗と対策

2026/05/01
基礎工事 2)その他の場所打杭 旧杭撤去後の埋戻し部におけるアースドリル拡底杭の傾斜

コラム

2026/05/01
土木工学を教えて思うこと

現場探訪

2026/05/01

緻密な工程管理で想定外の変更にも対応。DXフル活用で、局長表彰と関東インフラDX大賞をW受賞。

今回の現場探訪(表彰工事)は、令和6年度 国土交通省 関東地方整備局局長表彰と関東インフラDX大賞をダブルで受賞した「R5国道20号八王子南BP館地区改良その22工事」です。この工事...

トピックス

2026/05/01

国交省、公共建築工事積算基準類を10年ぶり改定

国土交通省は、公共建築積算の統一基準となる、公共建築工事積算基準を10年ぶりに改定し、4月1日以降に入札手続き...

今月の一冊

2026/05/01

『土木技術者のための基礎知識 土木施工管理と資格の実践ノート』

土木分野では、BIM/CIMや点群データの活用によるデジタル化とAI活用による業務効率化、ドローンやクラウドカメラシステムなど新たなツールが次々と登場し、この10年で施工や安...