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2026/05/01

国交省、公共建築工事積算基準類を
10年ぶり改定

国土交通省は、公共建築積算の統一基準となる、公共建築工事積算基準を10年ぶりに改定し、4月1日以降に入札手続きを開始した官庁営繕工事に適用しています。
今回の改定のポイントは、

  • ① 専門工事業者の諸経費率の見直し
  • ② 絶縁ケーブルの単位施工単価追加
  • ③ 一般管理費等率の見直し

の3つとなり、コンコムトピックスでもこれら3つのポイントについて簡単に紹介します。ご一読ください。

(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

〈ポイント1 専門工事業者の諸経費率の見直し 〉

実態踏査を実施し、諸経費の率を改定。その上で、工種ごとに定めていた率を、「労務費」「材料費、消耗材料費等」のそれぞれに全工種共通の乗率を設定することに改める。

  • ・「労務費」は42~52%、「材料費、消耗材料費等」は9~13%の乗率とする。
  • ・労務費は「公共工事設計労務単価×歩掛かりの所要量×労務費の諸経費率」、
    材料費は「材料等の単価×歩掛かりの所要量×材料費、消耗材料費等の諸経費率」の算定式でそれぞれの諸経費を算出。出た値を合計して専門工事業者の諸経費を導く。

〈ポイント2 絶縁ケーブルの「単位施工単価」への追加 〉

鉄筋(ガス圧接含む)、型枠に続き、絶縁ケーブルも「単位施工単価」を導入

  • ・複合単価と市場取引の調査結果を組み合わせた新しい積算単価「単位施工単価」で、労務費などの内訳を把握可能に。
  • ・他工種についても、単位施工単価の導入に向けて調査・分析を進める。

(参考)労務費などの内訳が把握可能な新しい方式の積算単価「単位施工単価」

(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

〈ポイント3 一般管理費等率の見直し〉

建築工事・電気設備工事・機械設備工事で分かれていた算定式を一本化

実態調査を実施し、一般管理費率をプラス改定

  • ・ 工事原価が300万円以下は20.11%、30億円超は9.34%とし、300万円超から30億円以下は一般管理費等率算定式で算出する。
(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

(出典:国土交通省「公共建築工事積算基準類の改定~雇用に伴う必要経費の確保に向けて~」報道発表資料)

今回の改定により、適正な労務費が確保され、技能者への労務費の行き渡りを確認することができるため、技能者の確保や士気向上につながることが期待されます。また一般管理費等率もプラス改定されたことは、前回のトピックスでも紹介した土木工事積算基準と同様に、元請となる建設会社の利益増額を図るものとなり、「建設業は長く働ける」「収入が上がる」という賃金水準アップのイメージ向上に繋がれば、建設業全体の若手確保にも好影響となるでしょう。

詳しくは、国土交通省のホームページでご確認ください。

 

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